食事から健康を見直すため、学校給食に食養を取り入れたい。
それは日本食事療法士協会が設立されたときから念願の1つです。
そんななか、ある会員の方からドキュメンタリー映画試写会のお誘いが。
福岡市にある高取保育園。
そこは認可保育園ながら玄米菜食の給食を実践し、自分たちが飲む
みそ汁のみそを毎月100キロづつ仕込んでいると言うじゃありませんか。
興味津々で試写会にお邪魔させていただきまして、
「これは協会の方にぜひ観てほしい!」
ということで試写会に来られていたオオタヴィン監督にお願いして、
2018年の新年会は食養ドキュメンタリー映画
『いただきます みそをつくる こどもたち 劇場版』の
上映会をおこないました!
上映会後の辻野先生とオオタヴィン監督のトークでは興味深いお話が
いろいろと飛び出してきました。
こんなに良い保育園なら、県外からも入れたがる親御さんがいるのでは?
と思っていたら、案の定。結構な数いらっしゃるそうです。
大半はアトピーやアレルギーを持っていて、
春に入園すると夏ごろにはほとんど結果が出ているそうです。
子供の代謝力があってこその結果かもしれませんが、これはスゴイ。
私立でなく公立の認可保育園なので、給食メニューは決まっているのかと
思ったのですが、そこはちゃんと栄養士さんが基準を満たす玄米菜食の
メニューを毎日考えていらっしゃるようで、肉や牛乳を使わずにクリア
できているそうです。
映画は一般的にスポンサーがついて制作資金を得るので、
こういう映画だとマル〇メ味噌のような会社が入って、
映像の中でそっとコマーシャルされるもの。
ところが『いただきます』は有志からの寄付のみで
資金繰りをおこなった、企業スポンサーのついていない
希少なドキュメンタリーです。
だから純粋に高取保育園の日々が丁寧に映し出されており、
上映後は
「あったかい気持ちになれました」
「1人でも多くの若いお母さんに見てほしい」
というコメントが多く見られました。
上映後はすっかりお味噌汁が恋しくなることを見越して、
会場の近くにあるもみの木ハウスを予約しておきました。
もう、ここの料理が本当にうまい!
原宿という立地にある自然食のお店で長く愛されるのは、
やはりちゃんとした理由があります。
オオタヴィン監督いわく、
「映画を観た人が味噌汁を飲みたいな、と思ってくれればそれでいい」
もう、本当にこれに尽きると思います。
自分も影響を受けて、11月の試写会から今まで、
毎日必ず味噌汁を作って子供に飲ませるようになりました(笑)
映画について詳しくは、公式ホームページをどうぞ。
良いことがたくさん書いてありますよ!
http://itadakimasu-miso.jp/takatori.html