2016年新春セミナー

今年は、講師に山本 竜隆先生をお招きしてお話を伺いました。

山本先生は西洋医学の医師免許を持ちながら、
統合医療(西洋・東洋などを問わず、総合的に患者さんと向き合う医療)を
実践されている方です。

山本 竜隆の講演

ヨーロッパの田舎にある医療施設を実地で見聞し、
本当に健康的に過ごすためのヒントを得た山本先生。

世田谷に購入したばかりのマイホームを売り払い、
富士山の麓(朝霧高原)に2万坪の土地を買って
養生を実践する場「富士山静養園」を作ってしまいました。

とんでもない行動力です。

講演ではアリゾナ大学医学部統合医療プログラムに
参加された話から、統合医療という考え方の重要性などを
お話しいただきました。

こぼれ話として、静養園と並行しておこなっている地域医療のお話も。

最初は昼も夜もなく患者さんが来るので大変だと感じていたけど、
ある大雪の日「これでは往診に行けない!」と雪かきのために
外に出ると、地元の人の手できれいに雪かきがされていたそうです。

そういうエピソードを経て「オンとオフ」ではなく、
「自分も地域の一部なんだ」と感じられるようになったと言います。
遠くで救急車のサイレンが聞こえると「なんで俺のところに来なかったんだ?」
と感じるまでになったとか。
(そんな先生に東京まで来ていただいて恐縮でした…)


山本先生は食事療法士協会の提唱する食養生と非常に親和性の高いことを
実践されていて、協会としても注目している方です。

さっそく今年、富士山静養園でのイベントを水面下で進めています。

秋ごろを予定しているので、興味のある方は楽しみにお待ちください。