あけましておめでとうございます。
事務局の太田です。
おかげさまで、今年も新春セミナーを無事に開催できました。
今回のゲストは、辻野先生に食養生のいろはから教え、
現場で指導し続けてきた菅野賢一先生。
90歳というご高齢に重ねて、仙台で治療活動を現役で
されていらっしゃいますので、東京で公演していただく
機会はなかなかありませんでした。
↑事前のお打ち合せにて。
雑談の際に脚にある昔の手術跡を見せてくださったのですが、
90歳とは思えない脚のきれいさに、思わず笑ってしまいました。
そんな先生の講演の内容は、ご自身がおこなっている治療について、
そのもととなる学術的な論理が主でした。
ベースにはもちろん東洋医学があるのですが、さすが
生化学の研究からはじまった医学博士だけあり、
独自の理論がどんどん出てきます。
特にベースとなるのは以下の論理です。
・細胞やウィルスは自然発生するか
・血液は本当に骨髄からつくられるのか
これは現代医学の根本になる考え方と真っ向からぶつかる理論ですが、
医者が匙を投げた患者さんが先生の指導で実際に良くなった例がいくつも
ありますので、完全に否定することも難しいところです。
日本食事療法士協会で辻野先生が伝えるのは
より伝統的な方法論に基づいた未病の方法であり、
有識者や医療関係者と摩擦が起こったことは今のところ
ないのですが、菅野先生は人の生死のはざまに立ち、
多くの摩擦を経験しながらも活動を続けているすごい人です。
お話は難解なところが多々あり、菅野先生に
辻野先生が振り回されるなんて場面もありましたが(笑)、
面白い新年の集まりができたと思います。
(事務局:太田)