毎年恒例になりました日本食事療法士協会の新春セミナー。
今年は銀座の自然食レストラン「日水土(ひみずつち)」に
お邪魔して、ゲスト講師としてシェフの浅川さんにお話を伺いました。
浅川さんはフレンチの料理人として20年以上腕をふるってきましたが、
味と技術のみを追求することに疑問を感じて自然食に転身。
しかし自然食には自然食ならではの固定観念がありました。
たとえば「質素でなければならない」「一汁一菜でなければならない」
というような。
その苦悩の中で見出したのが、食材を「和・洋・中」や「自然食」という
概念に合わせるのでなく、1つ1つの食材を見て、その味を引き出す料理でした。
浅川シェフに関しては、ナチュラル・ハーモニーのホームページに
素敵な紹介文がありますので、そちらをご参照ください。
セミナーの中でやはり印象的だったのは食材の切り方。
同じ畑のニンジンでも、旬の初めごろと終わりごろでは
成長度合い(構造)が違うので、包丁の入れ方で味が変わるとのこと。
現場では実際に、縦に切ったもの、横(輪切り方面)にカットしたもの、
芯を残したままカットしたものを出していただき、味見させていただきました。
※ピンボケ写真で申し訳ないです!
とはいえ、元は同じニンジン。
料理人でもない素人には繊細な味の違いなど分からないでしょう。
…と思ったら、ナニコレ?本当はぜんぶ別のニンジンでしょ!?
というくらい違いました!
セミナー後のお料理はもちろん浅川シェフによるもの。
自然食とは思えない、華やかな料理の数々。
ビュッフェ形式でおなかいっぱいいただきました。
お酒もこだわりの品々。
特に「いにしえの不思議」と「むすひ」という日本酒が
おいしかった…。
会は終始なごやかなムードで無事に終了。
みなさま、今年も日本食事療法士協会をよろしくお願い致します。
(事務局:太田)