【熊野古道*春の摘み草会〜2016/4/2.3〜】
日本食事療法士協会ワークショップレポートです♪
少し長いですが、読んで頂ければ幸いです。
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雪解けの後、春一番に生えてきた野草たちはエネルギーも強く、冬に溜まった身体の毒を排出してくれる働きがあります。
実際に野草を摘み、調理して頂く。『生きる力』を体感する、2日間の食養生ワークショップ。
講師は食養生コーディネーターの石部ルーシー千晴さん。若杉ばあちゃんこと、若杉友子さんの強力なサポーターでもあり、マクロビオティック料理の講師も務めています。食べられる草、その効能などを教えて頂きながら、ルーシーさんの畑の周辺で草を摘み、その草を使った摘み草料理を教えて頂きました。
【春の摘み草ワークショップ第一部:熊野古道散策】
世界遺産、熊野古道を散策するオプションツアー。ガイドして頂くのは、地元「熊野の森ネットワークいちいがしの会」のベテランのお二人。
もともとは照葉樹の森だった熊野。現在その9割が植林となってしまった熊野の森を、原初の照葉樹林に戻す活動をされています。
本州で一番雨量が多く、地形に肥えた和歌山県。そのため、県固有の木々も多く、独自の生態系もあるそうな。
山に入ると、どこか屋久島を彷彿とさせる気がしました。
どんなことを質問しても答えてくれるガイドのお二人。木の文化である日本が抱える様々な問題。世代を超え、受け継いでいかなければならない事。自然に対する深い愛と知識を持った方と共に歩く熊野古道は、貴重な体験と学びになりました。
オプションの域を超えた、大満足の熊野古道散策でした。
【春の摘み草ワークショップ第二部:座学とフィールドワーク】
野草の説明と陰陽についてから始まった、ルーシーさんの座学から始まった摘み草講習。
私たちのからだは、食べた物の化身。『何をすればよいか』ではなく『何をやめればよいか』
自然と切り離された環境にいるのは人間だけ。
私たちの細胞に眠る宇宙の記憶。それに目覚める為の自然との繋がり。『食』を超えた様々な世界が言葉の端々に垣間見えました。
食養生の教えの一つである『旬の物を頂くこと』旬の物は身体に良い。なんとなく感じていることですがでは、なぜそれが私たちの身体にとって良いのでしょう?
皆さんは、どのようにお考えでしょうか?
座学後はさっそく畑に繰り出し摘み草講習です。
似た野草の注意点や、探し方、摘み方など、楽しく教えて頂きながら摘みました♪
他の人が見るとただの草でも、私たちには野菜畑♪
雑草て名前も人間が名付けた勝手な名前ですね。
ヨモギを眺める。
ひたすらスイバを食べる…。
ヨモギ、カラスノエンドウ、ノカンゾウ、セリ、ノビル、ユキノシタ、ハコベ、ゼンマイ、アサツキ
これが明日、素敵な料理に変身します。乞うご期待。
(レポーター:食養生コーディネーター上杉龍矢)